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IMUG 2022 第1回「オフライン会・大阪」レポート

初の対面コミュニケーションでユーザーコミュニティの価値を再確認

NTTデータ イントラマートのユーザー会「IMUG」は12月6日、大阪市のグランフロント大阪・ナレッジキャピタルカンファレンスルームでオフライン会を開催しました。発足当初からIMUGの活動に積極的に参加いただいている初期メンバーから今回が初参加のメンバーまで、多様なユーザー企業が集い、IMUG事務局を含めて密度の濃い交流ができたと実感しています。

今年で2年目を迎えるIMUGは、ウィズ・コロナの状態でのスタートを余儀なくされ、これまで参加者の皆さんが対面でコミュニケーションできる機会は大変限られていました。また、NTTデータ イントラマートが提供するプログラムもオンラインセミナー形式のコンテンツが多かったのが実情です。

とはいえ、フラットかつフランクなコミュニケーションを通じて、ユーザー同士が様々な課題やナレッジを共有できるのがユーザー会の醍醐味。参加者の方々からのオフラインでの開催を熱望する声は、IMUG事務局にも大変多く寄せられていました。その念願のオフラインイベントの模様をレポートしますので、当日の熱気の一部でも感じていただけると嬉しいです。

好評な分科会の活動をおさらい

IMUG事務局長の久木田浩一

当日はまず、事務局長の久木田浩一からIMUGの活動の現状についてお話ししました。

IMUGの活動において、事務局側が現在最も重きを置いているのが、IMUGに参加するユーザー企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進をいかにお手伝いできるかという点です。DXとは新たな顧客体験や従業員体験を創出し、「素早く」変革「し続ける」能力を身につけることであり、ITシステムを導入しただけで実現できるものではなく、企業文化の変革などを伴う経営課題です。DXを実現するには、そのための基盤をステップを踏んで整えていくことが現実解であるというケースは多いでしょう。

IMUGは経済産業省の「DXレポート」などをベースに中期の活動ロードマップを整理しています。DX実現に向けたステップを、①アナログ作業をデジタル化する「デジタイゼーション」、②エンド・トゥ・エンドの業務プロセスデジタル化である「デジタライゼーション」、そして③DXという三つに分け、2025年を一旦のゴールとして、それぞれのステップで必要なナレッジを段階的に身につけていただく計画を立てています。

そのための具体的な枠組みとして立ち上げたのが、三つの分科会です。レガシー刷新を含めたDXのためのIT基盤整備を支援する「製品・サービス分科会」、企業文化・風土、プロセスの変革を支援する「業務プロセス改革分科会」、デジタルテクノロジーの活用を前提としたビジネスモデル変革を支援する「ビジネスイノベーション分科会」は、いずれも既に多くのIMUGメンバーが積極的に参加してくれています。

久木田事務局長は、これらの取り組みについて「IMUGは立ち上げ当初から参加するユーザーの皆さんのご要望に向き合ってきましたが、DXを強く意識している企業が非常に多い」と背景を説明。その上で、各分科会の状況についてもコメントしました。

「製品・サービス分科会は、文字通り製品やサービスの研究がメインで、活用事例を共有したり、開発へのご意見を直接いただいたりする場で、皆さんに理解していただきやすい。一方で、業務プロセス改革分科会で扱うのはITが半分、業務プロセスが半分というイメージで、ビジネスイノベーション分科会に至ってはイノベーター人材の研究をメインにした分科会であり、intra-martとは全く関係ないテーマでDXに向けたナレッジやマインドセットに取り組んでいます。イントラマートユーザー会ながら、このビジネスイノベーション分科会は非常に好評です」

intra-mart LIVE 2022のダイジェストを紹介

今年度からスタートした「Open intra-mart」についても紹介しました。三つの分科会の枠にとらわれず、参加するユーザーの要望に柔軟に応えるプログラムを提供するもので、第1回はNTTデータ イントラマート自身がintra-martを社内でどう活用しているのか、第2回はintra-martの運用監視に関する疑問や悩みを共有するディスカッションの機会を持ちました。気軽に参加していただけるカジュアルな相互交流・学習の場として、今後も恒常的に開催していく予定です。

また、NTTデータ イントラマートが今年11月に開催したプライベートイベント「intra-mart LIVE 2022」についてもダイジェスト映像でお伝えしました。「経営課題をDXでいかに解決するか」をテーマとし、intra-martの活用のみならず、本質的なDX推進のヒントが満載のコンテンツは多くの参加者にとって有意義な内容であったと思います。また、intra-mart LIVE 2022は初めてリアル会場とオンラインのハイブリッドで開催し、おかげさまで大盛況で幕を閉じましたが、今回のオフライン会でもその雰囲気の一端を感じていただけたのではないでしょうか。

大きく盛り上がったオフラインの懇親会

フェリシモ・山下直也さんの乾杯で懇親会が開幕

IMUGの活動とintra-mart LIVE 2022のおさらいの後は、お待ちかねの懇親会です。初対面のメンバー同士も多いなかで、皆さん、冒頭からトップギアで積極的にコミュニケーションを取ってくれた印象です。

乾杯の音頭を取っていただいたのは、ECやカタログを通じたダイレクトマーケティング事業を手掛ける株式会社フェリシモの山下直也・ビジネスプラットフォーム本部IT推進部部長です。「フェリシモの社員には、会社の外に出てさまざまなことを吸収することの重要性をいつも説いているが、IMUGが用意してくれたオフライン会はまさにそうした貴重な場。30分でもユーザー同士が実際に対面でざっくばらんに課題を共有することは、社内で自席に座って1時間、ネット上で情報を集めるよりも得られるものは遥かに大きい。学びの後の懇親会で、より深く繋がれることも楽しみの一つです。この貴重な場をintra-martのユーザー同士でどんどん使っていくべき」と大変素敵なご挨拶をしていただきました。

懇親会でのユーザーの皆さんからのコメント

懇親会では、IMUGの活動についてたくさんのフィードバックをいただきました。

「intra-martに限らずだが、IT製品の具体的な実装における課題はやはりいろいろと出てくる。実際に使っている人は導入の目的と効果に対する目線がぶれないので、有意義な情報交換ができる」

「IMUGは他のベンダーのユーザー会と比べて、自社製品の活用にこだわらずユーザーのビジネス変革や成長を支援しようという姿勢が際立っている。特に業務プロセス改革分科会やビジネスイノベーション分科会では、intra-martの活用から一歩も二歩も踏み込んで、本質的なナレッジ共有のためのワークショップを展開してくれたりするのはありがたい」

「情報システム部門の立場で、社内ユーザー向けにintra-martでアプリケーションをつくるという活用シーンが多いが、そうした社内ユーザーとの向き合い方なども同じ立場同士でざっくばらんに話ができる機会があるのはありがたい。特に今回のような懇親会もあるオフライン会では、よりフランクに、あまりベンダーの目も気にせずに(笑)そうした会話ができ、ふとした瞬間に悩んでいたことの解決の糸口をつかめることもある。かしこまったコミュニケーションではなかなかそうはいかない」

IMUGのビジョンと思いを共有いただくとともに、今回のオフライン会の意義を評価いただく声が多かったのは大変嬉しいことで、事務局としても励みになります。また、今後のIMUGの活動や、NTTデータ イントラマートに対する要望も、どしどしいただきました。

「しっかりしたプレゼン資料を用意しなければいけないような導入事例共有のセッションだけでなく、もっと小さな成功体験というか、ミクロな視点で課題解決に役立った事例などをライトニングトーク的に共有する場があるといい」

「パートナーやユーザーがintra-martの基盤上で開発している部品やテンプレートは、より汎用的に使えるものもたくさんあるはず。有償、無償を問わずそれらを流通させる仕組みがあると、intra-martのエコシステムはもっと活性化していくのでは。今回のオフライン会でさまざまなユーザー同士で会話して、そうした需要があることを実感したので、IMUGがそうしたユーザーの声を開発に届ける窓口として一層機能するようになるといい」

なお、当日のお土産としては、パンの製造・販売を主業とする株式会社アンデルセン(同社の業務システムを支えるアンデルセンサービス社はIMUG会員でもあります)の「IMUG仕様」クッキー缶と、IMUGロゴが入ったマグカップをご用意し、こちらも大好評でした。

12月9日には名古屋でもオフライン会を開催していますので、その模様も近くお伝えします。

株式会社アンデルセンの「IMUG仕様」クッキー缶
IMUGロゴが入ったマグカップも好評

(IMUG事務局編集部)
 
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