見出し画像

IMUG 2023 Open intra-mart “Meet Up@広島” アンデルセングループのintra-mart活用術とは?

NTTデータ イントラマートのユーザー会「IMUG」は7月25日、「Open intra-mart “Meet Up@広島”」を開催しました。Meet Upはintra-mart活用のポイントなどをオフラインで共有し合うイベントで、今回は株式会社アンデルセンサービスのご協力で、アンデルセングループの旗艦店である広島アンデルセンを会場として使わせていただきました。ベーカリー「アンデルセン」などで知られるアンデルセングループの情報システムを支える同社の取り組みを網羅的にご紹介いただき、質疑応答も大盛り上がりだった当日の模様をお届けします。


Meet Upは「つながりを育む」イベント

冒頭、NTTデータ イントラマート上席執行役員 経営戦略室室長の橋場雅が挨拶し、発足から3年目を迎えたIMUGについて、当社としての思いをIMUGメンバーにお伝えしました。ユーザー会を立ち上げてほしいという要望はかねて社内外で大きかったこと、IMUGはそうした声に応えて立ち上げたもので、従来のintra-martビジネスを大きく変える取り組みとして社長直下で活動を強力に推進していることなどを説明。その上で、次のようにコメントしました。

NTTデータ イントラマート上席執行役員 経営戦略室室長 橋場雅

「これまでIT、特にintra-martのような開発フレームワークは黒子で、なかなかエンドユーザーの目に触れることがなく、お客様の業務を影で支える存在でした。しかし最近はお客様からの期待が変化し、DXの基盤として積極的に活用したいという声を多くいただくようになっています。IMUGでは製品を軸にした発信ではなく、お客様起点で発展させていきたいと考えています」

事務局からは、「つながりを育み、ひらめきを生み出す、ワクワクが待っているコミュニティ」というIMUGのコミュニティビジョンを改めて紹介しました。新型コロナ禍の中で対面でのコミュニケーションの機会が限られる状況が続いていましたが、IMUGメンバーの皆さんからはオフラインイベントで企業の垣根を超えてユーザー同士直接コミュニケーションを取りたいという根強いご要望がありました。Meet Upもまさにそうしたニーズに応えたもので、コミュニティビジョンに照らせば「つながりを育む」イベントとして位置づけています。

年間5万7000本の承認業務がintra-mart上で

参加者同士の自己紹介を経て、今回のメインコンテンツととしてアンデルセンサービス システムサポート部次長の岡本剛生氏がアンデルセングループにおけるintra-martの活用について解説してくれました。

アンデルセンサービス システムサポート部次長の岡本剛生氏

アンデルセングループは1948年の創業以来、「本当においしいパンをお届けすることで、暮らしを豊かにする」を合言葉に事業展開。現在では、直営ベーカリー「アンデルセン」のほか、さまざまなフランチャイズ展開、小売店向けの製造・販売、卸販売など、多様なビジネスを手掛けています。

intra-mart活用の歴史は古く、導入したのは2005年。「商品開発の承認を、誰が、いつ、どのタイミングで、どのような構成で承認したのか、証跡を残すためにワークフローを構築しようとしました」と岡本氏は振り返ります。また、アンデルセングループにとっては価値の差別化の源泉である商品設計書の表示・印刷履歴の管理、さらにはグループウェア、社内メール基盤としても活用してきたそうです。

「導入後は、リビジョンアップやOSのバージョンアップなど、毎年継続的にシステムのアップデートに取り組んできました」と岡本氏が説明するとおり、2010年代半ばには全社システムのクラウド移行方針に則ってintra-martもAWSに移行。intra-martを業務基盤の中核として、さまざまな業務システムと連携する仕組みを構築しているとのこと。

工場や店舗のスタッフを含めてintra-martのIDを付与し、現状、2600人規模のユーザーがintra-martを存分に活用しています。ユーザー数に比例した課金ではなくアプリケーションサーバーのCPU単位で課金するintra-martの特性を生かして広く全社のビジネスを支える仕組みを構築し、ワークフローについては「年間約5万7000本の承認業務が動いている」としました。岡本氏は当日、アンデルセングループが実際にintra-martをどのように業務に活用しているのかをデモも交えて紹介しました。

今後はアプリケーションサーバーの冗長化を図り、事業継続体制の強化につなげるとともに、内製化の体制を構築し、自社のリソースを活用してより幅広い業務基盤の整備に取り組んでいく方針も示しました。

プレゼン終了後の質疑応答では、「商品企画の承認で同じような使い方をしていて、レシピ情報の管理を具体的にどのような画面でやっているのか見せてほしい」「外部システムとintra-martの連携について具体的にどんな製品を使ってどのように構築しているのか教えてほしい」「画面の設計はどんなプロセスで進めているのか聞きたい」といった声が会場から聞かれました。

その後のネットワーキングの時間でも、アンデルセンサービスの取り組み事例についての情報交換や意見交換を起点として、参加者同士のコミュニケーションがどんどん活発化していく様子が見られました。参加メンバーの皆さんにも、対面イベントならではの盛り上がりを実感していただけたのではないでしょうか。

会場となった広島アンデルセンにて
参加者の皆さまと集合写真を撮影しました^^
アンデルセングループについて参加者により深く知っていただくために、
同社の代表的なパンを手土産としてご用意しました

(IMUG事務局編集部)

--(IMUGに関するお問い合わせ)
・イントラマートユーザ会(IMUG)個別説明会
https://icotto.intra-mart.jp/imart/event/regist/8gcz9h9yfwcdzdx

--(関連情報)
・IMUG
https://www.intra-mart.jp/service/imug.html