IMUG会員が語る「私たちのintra-mart活用術」 ~2024/5/17 キックオフミーティング~
NTTデータ イントラマートのユーザー会「IMUG」は、2024年5月17日(金)キックオフミーティングを開催しました。
このイベントではIMUG会員企業2社の担当者をお招きし、intra-martの実際の活用方法やIMUGの価値について語っていただきました。
・ほかの会社は、intra-martをどのように使っているのか?
・IMUGに参加すると、どのようなメリットがあるのか?
intra-martの活用方法やIMUGの活動が気になる方は、ぜひご覧ください。
登壇ゲスト
パーパス(株)ITソリューション本部 佐藤淳氏
1946年創業。静岡県富士市にあるパーパス株式会社は「ひらめきを笑顔に」をビジョンに、ガス給湯機器をはじめとする住宅設備関連機器や電子制御機器、産業用ロボットや省力機械などを取り扱う。
株式会社アンデルセンサービス システムサポート部 安井優花氏
ヨーロッパを源流としたパンを届けるアンデルセン。石窯パンを中心にスーパーマーケットへの卸事業などを展開するタカキベーカリー。アンデルセンサービスはそんなグループ各社の人事や経理、システムなどの専門業務を担う。
聞き手:IMUG事務局 コミュニティマネージャー 三村 真由
intra-mart の活用例
- まずはintra-martを自社でどのように活用しているか、教えてください。
佐藤:パーパスはエネルギー事業者向けにBtoB、BtoBtoCスキームでクラウドサービスを提供しております。intra-martはWeb会員向けのLINE運用サービス、営業支援のグループウェア、給湯器の遠隔管理システムで活用しています。
営業支援の面では、出先でもタブレット端末で営業活動が行えるようになっていますが、カレンダー機能が我々のリクエストに合わず、intra-martのカレンダー機能を実装しました。
また弊社の主力製品に給湯器がありますが、ホテルや温泉施設の屋上に数十台設置している場所の遠隔監視システムにおいてもintra-martの力を借りています。
今後は、災害時でも情報集約が可能なエネルギー事業者向けポータルサイトを作成予定で、そこでもintra-martの機能を活用する予定です。
安井:アンデルセンサービスとイントラマートとの関わりは2005年からです。私自身は日々の運用管理に加えてミドルウェアの更新やリビジョンアップの対応、機能改修を実施しており、昨年度より少しずつローコード開発も進めています。
利用している機能は主にワークフローを利用した承認業務、Accel Collaborationの機能です。社内では約3,000名のスタッフが利用しており、社内システムの入り口となるグループポータルに活用しています。
IMUG活動で得られたもの
- IMUGでは勉強会や事例紹介、ミートアップなど、さまざまな活動を行っていますが、これらの活動について、お2人はどんな印象をお持ちですか?
佐藤:「勉強会」って、色々な企業が開催していますよね。私のイメージでは、威圧感のある方が初心者には分からない専門用語で、こちらの反応を伺うことなく話し続ける…。それが企業が開催する勉強会というもののイメージでした。けれど、IMUGは違います。
- どんなふうに違うのでしょう?
佐藤:IMUGの中では、誰もが対等です。そこに肩書きや年齢の違いによる壁はありません。その理由は、intra-martという共通言語があるからではないでしょうか。利用している製品を軸に、課題や悩みを共有しあう。それが心地の良い空気を生みだしているように感じます。
- ありがたいお言葉です。
佐藤:実はIMUGの活動に触発されて、弊社でもユーザー会を企画することになりました。けれど、ノウハウがありません。どうしたものかとIMUG初代事務局長の久木田さんに相談しました。すると久木田さんは「誰に向けて何を行うか」ユーザー視点が何よりも大事だと教えてくれて。そんな久木田さんの「おもてなし感」は、今のIMUGにも反映されています。このおもてなし感を体感するだけでも、IMUGに参加する価値がありますね。
- 安井さんは、IMUGにどんな印象をお持ちですか?
安井:私は以前、intra-martの製品開発メンバーの方にローコード開発について教えてもらったことがあります。そのときの話や説明を聞いて「ああ、このツールに愛情を持っているのだな」と感じました。愛情があるから、話す言葉に説得力があるんです。
- メンバーが喜ぶと思います(笑)
安井:ほかにも、IMUGに参加して役立ったことがあります。例えばローコード開発の勉強会では「内製化の話は出ているのに進まない」という状況下での「開発の進め方」や「ツールの習得方法」について、現場視点での話に「私もやってみたい」という気持ちになりました。そのあと、IM-BloomMakerとIM-LogicDesignerでの画面構築を少しずつ進め、社内で公開するまでに至りました。
- 実際に取り組まれたんですね!ちなみに画面の公開まで、どれぐらいかかりましたか?
安井:まずはIM-BloomMakerの使い方をe-Learningで学ぶなど、ツールの習得に数ヶ月かけました。タイミング良く、社内から「こんな開発をしてほしい」という依頼があり、ハードスケジュールではありましたが設計から公開まで1ヶ月で完成させました。簡単な開発でしたが、私の中で「本当にできた!」という喜びがあり、大きな経験になったと感じています。
- 安井さんにはイベント登壇のお願いもさせていただきましたよね。その感想もぜひお聞かせください。
安井:はい。登壇のご依頼をいただいたときは、正直戸惑いました。勉強会やセミナーの登壇者は経験を多く積まれた役職者の方のイメージがあったからです。ただIMUGのイベントは若い方の登壇も多く、当初は驚きました。入社6年目の経験の浅い私でも登壇して、色々な評価をいただけたことは自信に繋がっています。
IMUGに「これから期待すること」
- これからのIMUGに、どんなことを期待しますか?
佐藤:「IMUGの目的はお客さまとの接点の創出」と話す久木田さんのDNAを、これからも引き継いでいただきたい。何を価値とするかは人それぞれです。若手のスキルアップも、会社の利益も、豊かな生活もすべて価値。そんなコンテンツをどんどん出してほしいです。
安井:intra-martの使い方は、会社によって「色」がありますが、それは多様な使い方の1つに過ぎません。他社の使い方をもっと知りたいですし、ユーザー全体で使いこなせたらいいなと思います。それから弊社はグループポータルとしてintra-martを利用していますが、Accel Collaborationの機能があまりアップデートされていなくて…。Accel Collaboration導入企業にもっと参加していただき、同機能の改善要望をイントラマート社にぶつけたいです!
- 最後にIMUG活動に興味を持たれた方へ、メッセージをお願いします。
佐藤:日本のIT力を底から持ち上げる。そんなことを皆さんと一緒に進めていきたいです。intra-mart、ユーザー企業、エンドユーザー。その中央にAIがあります。AIを駆使しながら、三方良しの状態を共に実現していきましょう。
安井:若手の方、ぜひリアルの会に参加してみてください。若手だからこそ、業種が異なるからこそ共有できるお悩み・課題があります。事例を通して私も刺激を受けたので「こんな使い方してみたいな」とか「こんなふうにできたよ」という話を共有しあえたらいいなと思います。
(IMUG事務局編集部)