IMUG 2023キックオフミーティングレポート#1
「つながりを育み、ひらめきを生み出す、ワクワクが待っているコミュニティ」に進化する
NTTデータ イントラマートのユーザー会「IMUG」は5月17日、2023年度のキックオフミーティングを開催しました。いよいよ3年目の活動に突入したIMUGですが、ユーザーの皆さまにとっての価値向上をこれまで貪欲に追求していきます。今年度のIMUGが何を大事にし、どんな活動を展開していくのかをご説明する機会となったキックオフの模様を、ダイジェストでお届けします。
intra-martの大型開発投資が実行段階に
冒頭、NTTデータ イントラマートの中山義人から、参加者の皆さまへのお礼と、IMUGに対するNTTデータ イントラマートの思いをお伝えしました。
「業務の自動化や効率化、さらにはローコード開発や内製化といったニーズを背景に、昨年度も多くのお客様に「intra-mart」をご支持いただきました。特にクラウドサービスである「Accel-Mart」は前年度比で3割以上の成長という結果になりました。こうした市場の期待に応えるべく、大型の製品開発投資が実行段階に入っており、IMUGメンバーの皆さまからのご要望には特に優先度を上げて対応し、一気に満足度を上げたいと考えています」(中山)
引き続き忌憚のないご意見・ご要望をお寄せいただけるよう、参加者の皆さまにお願いしました。また、当社がIMUGの活動に注力している背景についても改めてご説明しました。
「NTTデータ イントラマートは従来、ユーザー企業の皆さまとの接点を、パートナー企業経由でしか持っていませんでした。しかしありがたいことに、intra-martをはじめとする当社製品・サービスへの期待とニーズは年々高まっており、そんな中でメーカーとしてこれまでの立ち位置を守るだけでいいのかという自問自答を重ねた結果、誕生したのがIMUGです。これは当社にとって本当に宝だと思っています」(中山)
IMUGの活動は「製品・サービス分科会」「業務プロセス改革分科会」「ビジネスイノベーション分科会」という三つの取り組みが核となっていますが、昨年度は「Open intra-mart」(IMUGメンバーの方々からテーマを広く集め、既存の分科会の枠に収まらない自由な意見交換を行う場)を新たに開始しました。
今期も既存の活動をさらに活性化していくとともに、新たな企画を積極的に展開していく方針を示し、「現場寄りの業務に役立つものにしていくのはもちろんのこと、情報システム部門のトップやCIOの方を含めて広く巻き込めるようなイベントを実現したいと考えています」(中山)とコメントしました。
オフラインイベントを拡充していく予定であることも示しました。IMUGメンバー同士の交流においても、直接対面でコミュニケーションを取るからこそ、相互の取り組みの背景や基本的な考え方を踏まえた、より深い理解につながる側面があります。
NTTデータ イントラマートのオフィスには、そうしたざっくばらんな交流に活用していただけるバーカウンタースペースをご用意しており、「ぜひ皆さまにもお越しいただき、私が愛してやまないワインなどを酌み交わしながら、DXの議論に花を咲かせるのを楽しみにしています」(中山)と呼び掛け、挨拶を締めくくりました。
既存参加企業の実感したIMUGの価値
2022年度も多くのintra-martユーザーがIMUGの活動に加わってくださり、IMUGメンバーは143社(2023年5月17日現在)となっています。分科会をはじめとする各種イベントにも積極的にご参加いただきました。2023年度は、さらに100社の新規参加を目標に掲げています。
キックオフでは既存のメンバー企業であるAJS株式会社のBPI企画室室長・岡本匡史氏より、IMUGの意義や今後の活動への期待などについてメッセージもいただきました。AJSは2022年度の新規参加企業ですが、年間を通じてIMUGイベントに最も多くの社員が参加いただいた企業です。
岡本氏は、社内システムへのintra-mart導入が決まったことをきっかけにIMUGに参加し、「(IMUGメンバーが)intra-martを活用して業務効率化やDXを推進していこうという強い思いを持たれていることを実感した」といいます。年度の後半にはオフラインでのイベントも実施しましたが、ここではリアルなコミュニケーションの価値を再確認したとのこと。
「我々が普段感じている課題や悩みを共有して、一緒に学び、知見を広げていく場として、社内だけでは得られない価値がIMUGにはあります。当社としては今年度もIMUGでの交流を広げていきたいと思っています。また、ユーザー会はあくまでもユーザーが主役。NTTデータ イントラマートにとってはちょっと耳の痛い製品の改善要望なども積極的にしていくことで、我々が使いやすい製品になっていくという期待もあります。今年度もコンテンツを充実させていくと聞いており、ワクワクしています。若手からベテランまで楽しんで参加したいですね」(岡本氏)
コンテンツ企画の柱は「リスキリング」
2023年度の活動方針については、久木田浩一・IMUG事務局長が説明しました。2022年度の活動を通じて、IMUGメンバーの皆さまから、「intra-mart活用事例の共有をもっと増やしてほしい」「intra-martの機能や有効な使い方をもっともっと知りたい」「現場や若手の交流の機会を増やしてほしい」といった声をいただきました。これを受け、「intra-martやDXを学び直すという意味で、今年度は『リスキリング』を大きなテーマとしてさまざまなイベントを企画していきます」と説明しました。
分科会をはじめとする既存の取り組みも、リスキリングを軸にコンテンツを強化するとともに、新企画もいくつか予定しています。具体的には、経済産業省のDX認定を取得していたり、DX銘柄に選定(DX認定取得済みの東証上場企業から選定)されたりしているIMUGメンバー企業に生の声を聞く「DX Summer Camp」を今夏に開催する予定です。下期には、特定のテーマについて関心のある会員企業同士が研究・深掘りする「部活動」の立ち上げも予定しています。
また、AJS岡本氏も触れたとおり、オフラインイベントの拡充にも取り組みます。昨年度は東京、大阪、名古屋でオフライン交流会を開催しましたが、2023年度は東名阪に加えて、九州などこれまで開催できていなかったエリアでの開催も予定しています。Open intra-martもオフラインでの開催を増やし、より多くの事例を取り上げる方針です。
#1はここまで。今回は初めてグラフィックレコーディングの掲載にも挑戦してみましたが、いかがでしたでしょうか?
#2では、IoTNEW小泉氏が登壇した、特別講演「DXのリスキリング」についてお届けします!
(IMUG事務局編集部)
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